2012年3月7日水曜日

上半身と下半身の遊び

 机に座った状態で上半身を捻ると方は約45度回りますよね.いわゆるこの状態が遊びになるわけです.

 それでは,この遊びの状態がどのようにスイングに影響するか考えてみましょう.

 右打ちの場合で書いていきますが,バックスイングの始動では,膝と腰はClubが地面と平行になるまでは動かしてはいけないと思います.要するにこの遊びをなくすことですね.

 そのあとトップスイングまでは,腰をまわしながらトップまで持っていきます.そうすると,腰は45度方は90度ぐらい回っていると思います.ここには上半身と下半身での遊びは全くないと言っていいと思います.問題はこのあとダウンスイングにはいる時にどうするかですね.

 この遊びをなくした状態で,下半身のリードでまわしていきます.そうすることによって二重振り子の第一番目の肩が回っていきます.この時に下半身が止まった状態で肩からまわしていくとどうでしょうか.この遊びが無い状態が無くなってしまい肩はアウトサイドに下りてきて,しかも腰で引っ張られることがないのでスピードが生まれません.

 これではとても安定したボールは打つことは出来ないでしょう.


 もう一度整理してみますが,バックスイングではシャフトが地面と平行になるまでは下半身は絶対に動かさない.こうすることによって,上半身と下半身の遊びが無くなります.その状態からトップまで捻っていき,ダウンスイングに入っていくわけですが,ダウンスイングの始動は,とにかく左腰をまわす動きから始まります.これはあくまでも横にスライドするのではなくて,回していくのです.そうすることによって左肩が急激に引っ張られて回転していきます.


 この時に注意しなければいけないのは,右手をとにかく脱力しなければいけません.あくまでも右手は縦に下りてくることを意識しましょう.そうでないとインパクトで両手が浮き上がってしまいトップボールとかダフリとかが出てきてしまいます.完全にインパクトで両手が落ちなければいいボールは打てません.


 ショートアイアンでまずは練習してみてください.この上半身と下半身の緩みが無い状態からのスイングをマスターすればきっと今まで以上に方向も安定してボールも飛ぶようになると思います.ボールを打ちにいくのではなくて,スイングの過程でボールを包み込んでターゲットに運ぶという意識ですかね.


 どうしても安定しないボールが出ている以上まだまだわたくしもスイングが出来ていません.皆さんもこの事をいちど意識をしてみて練習してみてください.きっと今まで以上に素晴らしいボールが出るようになると思います.

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